組紐店
Bread Works
繁華街の角地、RC造建築物の1階にある創業200年ほどの組紐店を改装した。
京都における伝統産業の格調と店と客との関係の在り方を、並列、奥行き、閉じ方、遮断と透過といった空間の操作によって適切に秩序づけることを考えた。
まず、客の場所とサービスの場所を平行に並べ、そのいずれにも奥行きを与えた。
最も手前では客の場所をL字型に折り曲げ、道路に面する部分をすべて客の場所としている。
両者は奥へ進むにつれて次第に閉鎖的な空間となり、扱う商品や商談の質に応じて場所を選べるよう、空間にヒエラルキーを与えた。
また、竹格子や紗といった京都古来のアイテムで空間を緩やかに仕切ることで、こうした奥行きをより明確にした。
材料には、木、土壁、炭モルタル、畳、障子といった伝統的なものを用いている。
店舗(改装)
所在地:京都市中京区
構造:RC造
延床面積:33.9㎡
期間:2006.2~2006.6
撮影:青山 深
※VIDZ建築設計事務所在籍時